円形脱毛症は、過度なストレスによっても発症しますが、ストレスが最大の原因ではないので、治療をするにはトータルケアをすることが必要になります。
円形脱毛症の原因は、ストレスの他に、内分泌系の異常や自己免疫疾患、遺伝的要素などが複合的に組み合わさることにより発症します。
そのため、過度なストレスを受けている人の全てが、円形脱毛症になるとは限りません。
最近の研究では、自己免疫疾患が円形脱毛症の最大の原因ではないかと言われています。
自己免疫疾患とは、自己の免疫力によって、自分の体を傷つけてしまう疾患をいいます。
アレルギー症状も自己免疫疾患の一つです。
自己免疫疾患になると、疲労やストレス、遺伝的要素などによって自律神経が乱れてしまい、体内のTリンパ球が健全な細胞を攻撃します。
Tリンパ球は健康な毛根も破壊しますので、円形脱毛症を発症する場合があります。
出産後に円形脱毛症になる女性がいますが、出産後の円形脱毛症は、女性ホルモンの減少が原因の場合が多いです。
妊娠中は大量の女性ホルモンが分泌されますが、出産後は一気に女性ホルモンの量が減少します。
ホルモンバランスが急激に変化するため、円形脱毛症になる場合があります。

脱毛症や薄毛と言えば、男性だけのものと考えられがちですが、実は女性にも悩みを抱える人が多いのです。
脱毛症や薄毛の原因は様々で、1つに絞れないのが、治療や解決を難しくしている原因でもあります。
頭髪が大量に抜けたり、薄くなる一因に、男性ホルモンの増加が指摘されています。
最近は、食の欧米化により肉食の量が増えています。
肉食が増えることは、体内で男性ホルモンが増える原因を作ります。
男女共に薄毛の悩みが多くなっていることを考えれば、食の改善を行うことも必須です。
また、一方で、薄毛は一種の職業病との指摘もあります。
例えば、日中ヘルメットを被って作業を行う人たちが、年取ってから薄毛になりやすいことも報告されています。
ヘルメットで頭を覆えば、その中は気温40度にも達します。
長時間このような環境に晒されることで、毛根がかなり弱ってきて、抜け毛の原因となります。
防暑垂れや保冷剤といった対策もありますが、とても対処しきれるものではありません。
また、頭髪はストレスにも弱く、精神的な圧迫によっても、大量に抜け落ちたりします。
このように、頭髪に関する問題は、内科、皮膚科、精神科など広い領域にまたがっているのが現状です。